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  トップページ > 経営のページ > 異業種交流 > 全国商工新聞 第2768号 2月19日付
経営 異業種交流
 
商売の工夫と実績かたり
愛知・豊川民商 商工交流会に歓迎の声
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多彩な体験に話がつきなかった商工交流会
 「工夫してます! 頑張ってます! 私の商売」‐愛知・豊川民主商工会(民商)は1月14日、9年目となる商工交流会を開き、22人が参加しました。
 福住幹生さん(66)=精密機械=が「人件費は中小企業の経営目的」と題して基調報告。「商売を始めたときから、自分の人件費を稼ぐために頑張り、家族と幸せになろうと働いてきた。自分の経営方針として『小さくても、一流になろうではないか。技術でも品質でも納期でもコストでも、そしてみんなの給料でも』と思いやってきた」と話し、参加者に感銘を与えました。
 また、「大企業はコストダウンのために人件費を削ろうとするが、中小業者は、従業員の生活と自分の生活をまず大切にする。それが自分たちの生活を守り、地域を守ることにつながる」と指摘し、参加者は納得の表情でした。
 経験報告ではインターネットをテーマに二人が報告。山内義明さん(53)=自動車販売=が「ネットでGO!」と題してインターネットの積極的な宣伝で「人気がある旧車の販売に力を入れ、売り上げの50〜60パーセントを占めている」と実績を語りました。電話での対応も、パソコン上で誰からかかってきたのか分かるソフトを導入し、販売促進をすすめていることを紹介しました。
 「ネット販売の魅力」について語った早川護さん(45)=コーヒー豆販売=は「ネット販売は注文してから豆をひくので在庫のロスがなく、量もさばけるので新しいことにチャレンジできる。今は過去に購入した人に情報を送るメールマガジンの会員数を増やすことに力を入れている」と話しました。
 午後からは参加者がそれぞれ自分の商売をアピール。「競争は激しいが価格競争だけにならないようにし、ほかで扱っていないモノも紹介して、得意先にいろいろな提案をして売るようにしている」(卸売)、「高品質が最大の営業になるが、品質は1〜2年ではできない。帳票管理を重視し、他社が苦手なことを自社の得意とし、難易度が高いものをめざしている」(製造)など。お互いに参考になることがたくさんあり、喜ばれました。
(豊川・板倉正巳通信員)
 
 
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