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  トップページ > 平和・民主主義のページ > 安保・基地 > 全国商工新聞 第2917号 3月 8日付
 
安保・基地
 

稲嶺名護市長に期待「基地のない沖縄を」


 米軍普天間基地移設問題で政府の対応が揺れています。沖縄県出身で神奈川・川崎幸民主商工会(民商)のKさん=飲食=が「沖縄の苦しみや叫びを分かってほしい。基地に頼らない、沖縄らしい産業と暮らしを」と手記を寄せてくれました。
 
 沖縄・名護市長選挙で基地建設反対を公約した稲嶺氏が当選しました。うれしさ反面、不安な面もあります。
 「あのきれいな沖縄からなぜ川崎に来たの?」とよく聞かれます。「仕事がないからね」と言って30年余りになりました。私の実家は普天間基地のすぐ隣にある北中城村です。米軍司令部があり、ヘリコプターが基地に降下する時、操縦士の顔が家の庭から見えるほどの低空飛行。学校や家庭で、人の話も電話も聞こえないことはしばしばでした。基地ゆえの犯罪や事故は、犯人が基地内に逃げたら、日本の警察はお手上げです。
 沖縄の人びとは泣き寝入りの繰り返しです。米軍基地内にある住宅になぜ日本政府が税金を使うのかすごく疑問です。沖縄には基地で働く人びとも多く、基地縮小や返還に伴い、リストラで困っている人たちもたくさんいます。まともな産業が育たず経済も厳しい。
 沖縄でも、基地に賛成・反対と意見が分かれますが「県民の複雑な感情をもっと理解してほしい」と声を大にして言いたい。
 政府は、基地に頼らず生活ができる産業振興を考えてほしい。基地撤去をと言えない政府。苦しみはまだ、続くのでしょうか。稲嶺市長の働きに期待したいです。

   
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