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  トップページ > 地域のページ > 全国商工新聞 第2902号 11月9日付
 
地域 まちづくり
 

阪神・淡路大震災追悼行事で生活再建の課題も交流

兵庫県民会議が追悼行事 生活再建の課題も交流


 「1・17」がまた巡ってきました。6434人の命を奪った阪神・淡路大震災から丸15年。神戸の街並みは区画整理で整備されたものの、暮らし、商売の再建はいまだ途上。孤独死は868人に達し、再建住宅のローンをはじめ震災借金は今も重くのしかかったままです。追悼行事を取材しました。

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諏訪山公園で開かれた「早朝追悼の集い」で「神戸希望の鐘」をつき、追悼する参加者

 阪神・淡路大震災から丸15年を迎えた1月17日、阪神・淡路大震災救援復興兵庫県民会議などが呼びかけ、主催したさまざまな追悼行事が終日多彩に開かれました。
 神戸市中央区の諏訪山公園では「早朝追悼の集い」が開かれ被災者ら約150人が参加。午前5時46分、犠牲者に黙とうしました。
 歌人・玉川侑香さんが詠む追悼の詩に続き、松平晃さんが市街地に向けて鎮魂トランペットを演奏。参加者は一人ずつ「希望」という金色の2文字が輝く「神戸希望の鐘」を鳴らし、祈りとともに神戸の街に向かって響かせました。
 「15年後の長田を歩く」では、約2700億円を投資して再開発された新長田駅の南地区の街の変遷・市街地の再開発事業を歩いて視察。
 2階の通路沿いすべてが空き店舗となったり、フロアーすべてシャッター街となった場所を見て参加者もビックリ。「生活再建の復興こそ本当に大事」などの声が上がりました。
 「第3回被災地サミットin神戸」(神戸市勤労会館大ホール)では、三宅島、中越大震災、能登半島地震、佐用町の水害など、全国で起きた自然災害と生活再建、地域復興の現状を交流。
 被災者生活再建支援法の抜本的な改正の必要性が浮き彫りになりました。
 前日16日には「被災地のいま」(神戸市勤労会館多目的ホール)とする集会を開催。
 県民会議の15年の活動をまとめたスライドを上映後、各人から問題点が語られ、真の生活再建に向けた運動の方向性が明らかになりました。


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