全商連トップページ
中小施策 税金 国保・年金 金融 経営 業種 地域 平和・民主 教育・文化 県連・民商 検索
 全商連とは活動方針・決議署名宣伝資料調査婦人部青年部共済会商工研究所発行案内入会申込リンク
  トップページ > 熊本地震に関する緊急情報 > 全国商工新聞 第3213号4月25日付
相談は民商へ
 
 
 

民商会員も被害甚大 被災者救援に全力=県連民商

 震度7、震度6の強烈な揺れが相次いだ熊本地震。死者44人、1100人超の負傷者を出すなど、大きな被害を広げています。激しい揺れが断続的に続く中、熊本県商工団体連合会(県連)は16日、「震災対策本部」(本部長・松尾正県連会長)を設置。全国に支援を呼び掛けるとともに、会員宅を訪ね、安否や被災状況を確認し、支援活動に立ち上がっています。

Photo
益城町の里見政春さん宅を訪ねて激励する熊本民商の事務局員ら(写真は大きく壊れた家屋)

Photo


 「大丈夫でしたか」。対策本部メンバーは17日から18日にかけ、「力合わせて助け合おう」と呼び掛け、支援制度を紹介するチラシを持って、熊本市内や被害の最も激しい益城町の会員を訪ね歩きました。
 「死ぬかと思った」と語ったのは熊本市内でスナック「霧子」を経営する増本エリカさん。母の代からの会員で、オープンして26年になります。16日深夜の本震(M7・3、最大震度6強)でタンスは倒れ、自宅の天井やカベにはヒビが走りました。お店のお酒は棚から落ちて大半が割れました。
 片付けに追われる中、増本さんを励ましたのが「ママ、けがはなかったか」と声を掛けてくれた県内や沖縄、鹿児島など遠方のお客の言葉でした。「お客さんの励ましが本当にうれしかった」と振り返ります。「一から出直そうと決めている」と話すママに被災者への支援制度を紹介すると、「いい話を聞けました」と笑顔で語ってくれました。
 益城町で目に入ってきたのは倒壊した家々、深い亀裂の入った道路、崩れ落ちた塀…。「タンスも何もめちゃくちゃです」と話してくれたのは、農業を営む会員の里見政春、ハツミさん夫妻。築25年の家は破損し倉庫が傾き、庭にも大きな亀裂が走っています。
 「この家に住むのは難しい」と語るハツミさんに、訪問した事務局員らはチラシを渡し「住宅再建を支援する国の制度もある」と激励。後片付けの手伝いにきた大学生の孫に、水やブルーシートを手渡しました。
 対策本部は、引き続き会員の要望や声を集め、暮らしと営業の支援を進めることにしています。

全国商工新聞(2016年4月25日付)
 
   

相談は民商へ
ページの先頭