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  トップページ > 地域のページ > 自治体 > 全国商工新聞 第3135号9月15日付
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広島土砂災害 民商の仲間、復旧に全力

 「平成26年8月豪雨」により8月20日未明に起きた広島土砂災害では、広島市安佐南区と安佐北区で53カ所の土砂流出、川・用水路の氾濫などが発生し、死者72人・行方不明者2人(8日現在)の甚大な被害を出しました。
 安佐南区緑井に事務所を置き、1階駐車場に泥水が流入した広島北民主商工会(民商)は、災害発生当初から被災地域の会員・会外読者計65人の安否確認に奔走。土石流被害9人、床上浸水14人、床下浸水14人と計37人(56・9%)が被災した事実を把握し、被害相談や土砂の運び出しなどに全力で取り組んできました。
 県内の民商からも、20日当日に事務所の泥出しに駆け付けた広島民商をはじめ、三次民商、三原民商、府中民商、広島県商工団体連合会(県連)が続々と支援に。全国からも、宮崎・西都民商の土のう袋やタオルを皮切りに、東京・清瀬久留米民商のスコップ(2種×24本)、長靴(3サイズ×30足)、ゴム手袋(50個)等、岩手・大船渡民商の防塵マスク2500枚などが届けられました。
 土砂災害から10日後、8月最後の土・日となった30〜31日も、広島北民商は災害支援の拠点としてフル回転。午前7時過ぎから3階の「災害対策本部」に広島県労働組合総連合(県労連)などのボランティアが続々と集まり、30日は300人以上、31日は400人以上が復旧活動に加わりました。
 30日には兵庫県連や広島安芸民商が、31日には三次民商からレッカー車1台をはじめダンプ5台、小型パワーショベル2台が支援に。この2日間の様子を、写真特集で紹介します。

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 大久保義明会長(左端)=防水工事=をはじめ、広島北民商の三役5人も31日の支援活動に朝から参加しました。前日30日夜の緊急三役会では、安佐南・安佐北区の会員・会外読者計65人の被災状況をチェック。被災した会員・読者の生活・商売の再建に全力で支援する方針を確認しました。
 大久保会長は「全国からいろんな支援が届いてありがたい。さすが民商や、と感心した」

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 31日に大活躍した三次民商の重機。「建設業の人が多いけえ、自分たちが今一番できることは重機で少しでも早く土砂を取り除くことと支援を呼びかけた」という青年部長。それに応え、レッカー車などを出したYさん=建設=は「困っている時はお互いさま。日曜で機械を使わんのなら、何ぼでも出してあげたい」と話しました。3トンダンプで駆け付けたMさん=左官。午前中は広島北民商の三役らと安佐北区可部町桐原の会員宅で泥出しと不用品の片付け、午後から八木8丁目の復旧作業に。「自分に“できること”を…と思っとるだけ」とMさん。広島北民商のUさん=建築=は「貴重な休日に、重機を無償で提供してくださり、頭が下がります」と感謝しました。

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 安佐南区八木8丁目で土石流が流れた跡。8月の大雨では山頂から巨大な岩と大量の土砂が筋状に流れ込み、下にあった住宅の1階部分などを破壊しました。


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義援金の送り先
 広島北民商・広島県連が全国に呼びかけた義援金の振込先は
 下記のとおりです(振込手数料が掛かります)。
【受付金融機関】広島光郵便局
【口座記号番号】01380-4-103312
【口座名】広島県商工団体連合会
全国商工新聞(2014年9月15日付)

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