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  トップページ > 地域のページ > 自治体 > 全国商工新聞 第3093号10月28日付
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東京・伊豆大島土石流被害 被災者救援に全力

 台風26号の豪雨で大規模な土石流が起きた東京・伊豆大島(大島町)では28人の死亡が確認され、依然18人との連絡が取れていません(10月22日現在)。懸命な捜索活動が続くなか、大島民主商工会(民商)は、被害救済に全力。会員の死者・行方不明者は出ていません。

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三原山の土砂崩れで倒壊した家屋

 台風が通過した16日、伊豆大島では24時間で、平年10月の月間雨量の2・5倍にあたる824ミリを記録。観測史上最多の豪雨に見舞われました。
 その結果、「山がメチャクチャになった」といわれるほど、三原山山腹で土砂崩れが多発。元町神達地区や元町地区に土砂や樹木が流れ込み、多くの建物が倒壊。全壊、半壊、浸水などの被害を受けた家屋は330棟近くに上っています。
 気象庁や都は15日夕方、16日深夜にも「土砂災害警戒情報」を出したものの、町は「強い雨で外に避難するのはかえって危険」とし、避難勧告などは出していませんでした。当時、川島理史町長や副町長は公務で島外に出ており、不在。17日、記者会見した川島町長は「避難勧告を出せなかったのは痛恨の極み」と話しています。
 大島町では土砂崩れによる被害は1958年の「狩野川台風」以来。三原山の噴火による災害も多く、86年11月の噴火では1万人の全島民が避難しました。

島総出で安否確認
大島民商役員 Hさん

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土砂と倒木で埋めつくされた家屋

 島に40年近く暮らしているが、800ミリ以上の大雨は経験がない。会員は60人ほどで人的被害は出ていないが、水道工事の会員の事務所が流された。
 亡くなった人や行方不明になっている人たちは、島の人間にとって、何らかのつながりがある。隣の人が流されたような思いだ。私も半数以上が知り合いだ。しかし、大量の土砂と倒木で捜索作業は難航しているのが実態だ。
 怖いのは二次災害。もう次の台風がきている。その対策も必要だ。
 民商や東商連とも力を合わせ、救援活動とともに被災者の生活支援のため全力を挙げたい。

全国商工新聞(2013年10月28日付)

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